2010年03月11日

<自宅放火>心神喪失認めず有罪判決 東京地裁(毎日新聞)

 自宅に放火したとして、現住建造物等放火罪に問われた東京都杉並区の無職、平沢美樹被告(27)の裁判員裁判で、東京地裁=波床(はとこ)昌則裁判長=は10日、懲役3年、執行猶予4年(求刑・懲役5年)の判決を言い渡した。弁護側が心神喪失による無罪を主張し、裁判員裁判で初めて責任能力の有無が本格的に争われたが、判決は完全責任能力があったと認定した。裁判員は判決後、責任能力を判断する難しさを語った。

 判決は「被告は当時うつ状態だったが、放火後に逃げて震えるなど結果の重大性を認識し、事件の記憶も残っている」と指摘。一方で「一家3人で心中しようとしたのが動機だが、現実味に欠ける発想もあり、うつ状態が犯行に影響したことは否定できない」と情状酌量した。

 会見した女性裁判員は「1年前の事件当時の精神状態を判断するのは難しかった」と述べた。公判では捜査段階で精神鑑定した医師が証言したが、男性裁判員(40)は「専門用語が多く分からなかった。もう少し一般的な言葉を使ってほしかった」と話した。

 判決によると、平沢被告は09年3月24日夜、自宅2階洋間のベッドに敷かれた布団にライターで火をつけ、壁など約13平方メートルを焼いた。【伊藤直孝】

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2010年03月10日

<北教組事件>参院選への影響「ないと言えぬ」連合会長(毎日新聞)

 連合の古賀伸明会長は、4日の定例会見で北海道教職員組合の政治資金規正法違反事件による7月の参院選への影響について、「政治とカネがクローズアップされる中でこうした事態にあり、まったく影響がないとは言い切れない」と述べた。

 古賀会長は事件について「公正、公平、法令順守の運動を徹底してきただけに極めて残念。事実関係は捜査の行方を見守りたい」と話した。7月の参院選について、影響は認めつつ「政権交代を盤石なものにするため、法令順守の下、全力で闘う」と述べた。【東海林智】

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2010年03月08日

阿久根市長、議場に現れたが市議会は連日の流会(読売新聞)

 開会中の市議会本会議への出席を拒否している鹿児島県阿久根市の竹原信一市長は5日、流会となる直前の午後4時前になって議場に現れたが審議は行われず、議会は2日続けて流会となった。

 市長は議長に対し、一部報道機関の議場内へのカメラ持ち込み禁止を求める要求書を新たに提出した。議会は10日に改めて本会議を再開する。

 市議会は4、5日の2日間、新年度予算案について総括質疑を行い、市長に答弁を求める予定だったが、4日は市長の欠席により流会し、5日も午前10時に開会したが、市長が姿を現さず休憩となった。議員は午後3時40分から開いた全員協議会で5日は流会とし、10日に改めて総括質疑を行うことを申し合わせた。

 ところが、市長は同3時50分頃、突然議場に現れて市長席に座り、数分後、全員協議会を終えて議場に戻った数人の議員と鉢合わせした。市長は「まだ(議会は)できますよ」と笑みを浮かべながら言い、議員の1人が「あんた、何言ってるんだ」と詰め寄った。市長が「会社だったら午後5時、6時まで仕事するでしょ」と反発すると、別の議員は「じゃあ、なぜ最初から出席しないんだ」と批判し、議場を後にした。

 市長は流会後、報道陣に「議会が(自分の開会してほしいという)要求を受け入れなかったということ。まだ時間はあった」と述べた。

 反市長派の古賀操市議は「我々は市長をずっと待っていた。今ごろになって出席するとは、遊んでいるとしか思えない」と怒りをぶつけた。市長派の石沢正彰市議は「せっかく出席したのだから、時間を延長してでも総括質疑を再開するべきだった」と話した。

 浜之上大成議長は記者会見を開き、「10日には市長が出席すると思っている。これ以上市民に迷惑をかけてほしくはない」と述べた。

 議長によると、市長の新たな要求書は5日午前に提出された。「庁舎内の撮影許可を取るよう求めたのに無視している」などと記され、読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、南日本新聞、南日本放送の5社に対し、議場内へのカメラ持ち込み禁止を求めている。

 読売新聞は市庁舎や議場は公共の場であり、撮影制限される理由はないため、撮影禁止の要求を拒否している。

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